2016年9月に読む本で、今回は『伝える力 「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! (PHPビジネス新書)』の感想です。

この本の原点は池上氏の「週刊こどもニュース」にあるかもしれない。最初にこの本のp16にある問いを読んでいると相手によって説明の仕方を変えなければならないと改めて感じた。

p16より「「日銀」とは何か、説明できますか?」という問いに対して、

「日本銀行とは日本の中央銀行で、銀行券の発行ができ、市中銀行及び政府に対する貸し出しや国庫金の収支業務を行う銀行です。また、金利の操作や公債の受け渡し・回収を通して通貨の増減を図っています。いわば発券銀行であり、銀行の銀行であり、政府の銀行でもあります。」

このような解答例を挙げていました。この解答は経済学のテキストに載っていることで模範解答になるだろう。しかし、小学生に説明すると、模範解答は理解できないようで、

「ハッケンギンコウって何ですか?」「シチュウって何?」「キョウキュウするってどういうこと?」と質問が出るようだ。

私の場合、中学入試の社会を指導するとき、小学生にこのような質問が出ると、回答するのに時間がかかる可能性が高い。 この本から学ぶ姿勢・伝え方について繰り返し考え直したいと思う。中学入試から大学入試まで分かりやすく伝える際、心構えになると思う。

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