タイトル大阪城殺人紀行 (実業之日本社文庫)
著者・編者;鯨 統一郎
出版社;実業之日本社
出版年;2015年
ISBN;9784408552361
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内容紹介

星城大学准教授の早乙女静香、川原学園講師・翁(おきな)ひとみ、 聖シルビア女学院大学院生・桜川東子(はるこ)の歴女学者三人はいずれも美形。 三人は史跡を訪ねて温泉につかり、ウォーキングを楽しむ 「アルキ女(メ)デス」という会を結成していた。 歴女学者たちは豊臣秀頼と妻の千姫に注目。 秀頼は大坂の陣で、母の淀君とともに自害したとされ、 家康の孫でもあった千姫は大坂城から助け出され、 その後再婚したというのが定説であるが、両名のその後は様々な伝説に彩られていた。

■第一話「姫路城殺人紀行」 姫路城近くの高校の井戸で、女子高生の絞殺死体が発見された。 第一発見者は、同校の日本史教師・郁美だった。 被害者をめぐる状況から、郁美に疑いがかけられた。 郁美とひとみが友人関係だったことで、三人は事件に首を突っ込むことに。 秀頼に続き、二番目の夫も亡くした千姫が淫乱だったという俗説があり、 郁美もまた生徒たちから淫乱と噂されていた。 事件は男をめぐる単純な争いなのか……?

■第二話「大阪城殺人紀行」 大阪のスナック、<淀>のママ・秋子と息子の英仁は資金繰りに悩んでいた。 そこへ秋子の内縁の夫から、貴金属店の金の延べ棒を盗む計画がもたらされた。 その後貴金属店で金の延べ棒盗難事件が発生した。 大坂へきた歴女三人は大阪城近辺を散策していた。 近辺には秀頼の時代に埋められた金塊があるという。 だが三人が金塊の代わりに発見したのは、秋子と英仁の死体だった……。

■第三話「熊本城殺人紀行」 東子の運転手だった男が熊本で旅行会社 <ベアーブック>を起業したが、転落死してしまった。 一年後、歴女学者たちは、男の元妻、美千留を頼って熊本を訪れた。 秀頼が大坂の陣の後も生き続け、熊本城にかくまわれていたという伝説のためだ。 だが美千留は再婚のため東京へ行き、三人とはすれ違いになってしまった。 だが歴女たちと事件はすれ違わず、<ベアーブック>女性社員刺殺事件に巻き込まれ……。 それぞれの事件推理終盤、三人が地元露天風呂につかって検討をすると、 静香が叫ぶ「犯人がわかったわ!」。 歴史トラベルミステリー三話収録、文庫オリジナル。

内容(「BOOK」データベースより)

静香・ひとみ・東子の歴史学者三人組は、歴史的名所を歩き、酒と食事を楽しむのが趣味。豊臣秀頼の妻・千姫の伝説に惹かれてゆかりの地へ観光に来たが、待ち受けていたのは不可解な事件ばかり!井戸の底で発見された死体、盗み出された金塊、未亡人をとりまく謎…。ひらめきの鍵は悲劇の千姫の意外な伝説にあった!?トラベル歴史ミステリー。 著者について 1998年、歴史ミステリー『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。その後も『タイムスリップ明治維新』『白骨の語り部 作家六波羅一輝の推理』『新・日本の七不思議』など、歴史学説をパロディー化する手法で斯界を仰天させる。近著に『狂おしい夜』『冷たい太陽』など多数。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鯨統一郎
1998年、歴史ミステリー『邪馬台国はどこですか?』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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