タイトル市民社会論: 理論と実証の最前線
著者・編者
  • 坂本 治也 編
  • 田村 哲樹 ほか著
出版社;法律文化社
出版年;2017年
ISBN;9784589038135
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内容紹介

市民社会の実態と機能を体系的に学ぶ概説入門書。第一線の研究者たちが各章で(1)分析視角の重要性、(2)理論・学説の展開、(3)日本の現状、(4)今後の課題の4点をふまえて執筆。

◎ 政治団体、業界団体、宗教法人、ボランティア団体、社会運動・市民運動の運動体……市民社会を構成するさまざまな組織の実態をとらえ、それらがどのようなインパクトを与えているのかを考える。
◎ 先行研究を体系的に蓄積していくことを重視し、「運動」からも一定の距離を置いた、市民社会論テキストの決定版。

【目次】
  • 第1章 市民社会論の現在―なぜ市民社会が重要なのか―(坂本治也) 
第1部 市民社会の理論枠組
  • 第2章 熟議民主主義論―熟議の場としての市民社会―(田村哲樹) 
  • 第3章 社会運動論―国家に対抗する市民社会―(山本英弘) 
  • 第4章 非営利組織経営論―経営管理と戦略の重要性―(吉田忠彦) 
  • 第5章 利益団体論―市民社会の政治的側面―(丹羽功) 
  • 第6章 ソーシャル・キャピタル論―ネットワーク・信頼・協力の重要性―(藤田俊介) 
第2部 市民社会を左右する諸要因
  • 第7章 ボランティアと寄付―市民社会を支える資源―(桜井政成) 
  • 第8章 政治文化としての価値観―政治と市民社会をつなぐもの―(善教将大) 
  • 第9章 協 働―官民関係は何を生み出すのか―(小田切康彦) 
  • 第10章 政治変容―新自由主義と市民社会―(仁平典宏) 
  • 第11章 法制度―市民社会に対する規定力とその変容―(岡本仁宏) 
  • 第12章 宗 教―市民社会における存在感と宗教法人制度―(岡本仁宏) 
第3部 市民社会の帰結
  • 第13章 ローカル・ガバナンス―地域コミュニティと行政―(森裕亮) 
  • 第14章 国際社会における市民社会組織―世界政府なき統治の最前線―(足立研幾) 
  • 第15章 公共サービスと市民社会―準市場を中心に―(後房雄) 
  • 第16章 排外主義の台頭―市民社会の負の側面―(樋口直人) 
【概要と特徴】

第1部(第2~6章): 市民社会を考える際のベースとなる5つの理論を解説。これらは相互に重なり合う部分をもちつつも、それぞれが独立した理論体系を構築しており、その理論枠組に沿って多様な知見が蓄積されている。従来は別々の学問的文脈で語られてきた5つの基礎理論を本書で一挙に学べる。

第2部(第7~12章): 市民社会の盛衰を規定する諸要因のうち、特に重要と思われる6つの要因を取り上げて解説。先行研究の知見から学ぶことによって、市民社会を強くするには一体何が必要なのかを考えるヒントが得られる。

第3部(第13~16章): 市民社会がさまざまな局面でどのような帰結をもたらしているかについて、多様な角度から光をあてる。従来のテキストではローカルな視点に特化したり、逆に国際的な場面のみを想定したりしたものが多かったが、本書では多層的な局面を包括的に学べる。

著者について

坂本 治也(関西大学法学部教授) 第1章
田村 哲樹(名古屋大学大学院法学研究科教授) 第2章
山本 英弘(山形大学学術研究院准教授) 第3章
吉田 忠彦(近畿大学経営学部教授) 第4章
丹羽 功(近畿大学法学部教授) 第5章
藤田 俊介(東京大学大学院総合文化研究科博士課程) 第6章
桜井 政成(立命館大学政策科学部教授) 第7章
善教 将大(関西学院大学法学部准教授) 第8章
小田切 康彦(徳島大学大学院総合科学研究部准教授) 第9章
仁平 典宏(東京大学大学院教育学研究科准教授) 第10章
岡本 仁宏(関西学院大学法学部教授) 第11章 第12章
森 裕亮(北九州市立大学法学部准教授) 第13章
足立 研幾(立命館大学国際関係学部教授) 第14章
後 房雄(名古屋大学大学院法学研究科教授) 第15章
樋口 直人(徳島大学大学院総合科学研究部准教授) 第16章

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

坂本治也
関西大学法学部教授、博士(法学)、政治過程論/市民社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)