タイトル明と暗のノモンハン戦史
著者・編者;秦 郁彦
出版社;PHP研究所
出版年;2014年
ISBN;9784569816784
テキストリンクhonto amazon

内容紹介

1990年前後から、ノモンハン戦史に関する旧ソ連軍側の第一次資料が利用できるようになったことから、在来のノモンハン戦像が大きく揺らいだ。著者が本書を執筆しようと考えたのも、この動きが進んで、日露(ソ)双方の資料がほぼ出そろったと見定めたからである。従来までの日本側資料中心の研究では、「日本軍の人的損害はソ蒙軍の約二倍」「ソ連の圧倒的勝利、日本の惨敗」という「既視感」が定着していた。しかし、旧ソ連側の資料が公開されるにつれ、ソ連側の人的損害などが日本軍を上回っていたことが判明し、「日本が勝っていたのではないか」という議論が盛んにされるようになってきた。著者の今回の研究では、数字だけを見ての判断ではなく、「何を目的に戦われたのか」「その目的をより達成しえたのはどちらか」というような視点から、新たにノモンハン戦を掘り下げてゆく。戦史研究の上で見落とせない一冊である。

内容(「BOOK」データベースより)

旧ソ連軍資料の大量公開によって見えてきた本当の戦場の姿。ノモンハン研究の決定版!

著者について

現代史家

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

秦郁彦
昭和7年(1932年)山口県生まれ。現代史家(日本近現代史・軍事史)。昭和31年東京大学法学部卒業。同年大蔵省入省後、ハーバード大学、コロンビア大学留学、防衛研修所教官、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。法学博士。平成5年度の菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
  • 第1章 ノモンハン前史 
  • 第2章 第一次ノモンハン事件 
  • 第3章 ハルハ河畔の攻防 
  • 第4章 第二十三師団、壊滅す―ジューコフの「傑作」 
  • 第5章 ノモンハン事件の終結 
  • 第6章 ノモンハン航空戦 
  • 第7章 ノモンハン情報戦 
  • 第8章 統計分析と総括 
  • 第9章 ノモンハン戦敗北人事の決算―無断退却から自決強要まで