タイトル難題が飛び込む男 土光敏夫
著者・編者;伊丹 敬之
出版社;日本経済新聞出版社
出版年;2017年
ISBN;9784532321642
テキストリンクhonto amazon

内容紹介

●国家再生も委嘱された稀代の経営者
石川島播磨(現IHI)、東芝を再生させ、ついには国家の立て直しまで期待された稀代の経営者土光敏夫。戦中にジェットエンジンを製造し、国産の発電機、超大型船舶の雛形を作り世界一に、ブラジルに造船所を作り、造船疑獄でも変わる事の無い信念に周囲の信頼も厚く、会社再建、日本再建のステージへと押し上げられていく。一人の人物を中心としたドラマが、現在の停滞した日本へ示唆を与える――。
土光氏は、そのきらびやかな経営者経歴とは対照的に質素な生活態度で有名だ。修行僧にも似たその背中に、多くの人は畏敬の念すらもつ。一方で経営者としての土光氏は、「現場の達人」とでも呼ぶべき、組織の動かし方について深い見識と実行力をもっていた。
本書では、「凛とした背中」と「現場の達人」という二つのキーワードがともに揃っていたことが、石播や東芝という大企業の経営のみならず、経団連会長や臨調会長などのさまざまな重責を果たす上で肝要だったとする。 リーマンショック以降、貪欲な資本主義への反省から「論語と算盤」の渋沢敬一が注目されているように、土光氏が未だに輝き、名語録が読まれているのはその倫理観の強さにもよるだろう。

●難題が飛び込む男 なぜ土光さんには次々と難題が飛び込むのか。
そして、どんどんスケールの大きくなって行く新しい難題に、なぜ土光さんはきちんと立ち向かえたのか。さらには、東芝の再建と行政改革で土光さんは何に行く手を阻まれ、しかしいかに見果てぬ夢に挑戦して行ったのかを明らかにする。

内容(「BOOK」データベースより)

石川島重工(現IHI)、東芝の再建に挑み、ついには日本の行政の立て直しまで任された土光敏夫。そのきらびやかな経歴とは対照的な修行僧にも似たその背中に、多くの人は畏敬の念すらもつ。これらの難題をそれぞれにきちんとこなして、最後の再建仕事の臨調会長として国民的英雄にまでなった土光という男は、どんな人間だったのか。なぜ三つの再建が可能だったのか。マネジメントを熟知した戦略研究者が明らかにする稀代の経営者の軌跡。

著者について

伊丹 敬之
一橋大学名誉教授 1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了・PhD。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て現在に至る。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める。経済産業省等の審議会委員など多数歴任。2005年紫綬褒章を受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

伊丹敬之
国際大学学長、一橋大学名誉教授。1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了(Ph.D.)、その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て、2017年9月より現職。この間スタンフォード大学客員准教授等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
  • 序章 再建の連続という人生 
  • 第1章 人間タービンの誕生 
  • 第2章 しょっぴかれるように、本社社長に 
  • 第3章 大型経営者の登場 
  • 第4章 東芝再建への苦闘 
  • 第5章 メザシの土光さん 
  • 第6章 母の教え 
  • 第7章 現場の達人、凛とした背中 
  • 終章 日に新たに、日々に新たなり