タイトル文明的野蛮の時代
著者・編者;佐伯 啓思
出版社;NTT出版
出版年;2012年
ISBN;9784757143029
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内容紹介

前著『日本という「価値」』では、現代世界が深い「ニヒリズムの淵」に立たされていることを示したが、時すでに遅く、私たちはいよいよ「バルバロイ=野蛮人」へと落ちる日が近いことを知ることとなる。 日本を代表する思想家が「文明の危機」を憂う、著者ならではの評論集。

著者について

佐伯啓思(さえき・けいし)
1949年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。 著書に『経済学の犯罪』(講談社現代新書)、『日本という「価値」』(NTT出版)などがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐伯啓思
1949年、奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。著書に『隠された思考』(1985年、筑摩書房、サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(1993年、TBSブリタニカ、東畑記念賞)、『現代日本のリベラリズム』(1996年、講談社、読売論壇賞)ほか多数。2007年、第23回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

序章 愚鈍と錯乱の時代へ

第1部 文明的野蛮の時代に
  • 融解する政治 
  • 「国民のための政治」はあったか 
  • 独裁は民主政治から生み出される 
  • 「地方的なもの」の再生 
  • 「国民的価値」は提示されたか 
  • 欺瞞の国家 
  • 同盟という従属は終わらない 
  • 「終わらない戦後」が意味するもの 
  • 保守主義は保護主義か 
  • 逃れえない危機 
  • 震災と天罰――科学と信仰のあいだ 
  • EU危機が示すもの 
  • 「性欲」と「食欲」と「暴力」が支配する世界 
  • 矛盾に引き裂かれるヨーロッパ 平和という危うさ 
  • 「死」の意味づけを失った戦後日本 
  • 「自由のディレンマ」と知識人の責任 
  • 思想としての徴兵制
第2部 デジャブ――立ちすくむ現代
  • 日本の閉塞 
  • 歴史は繰り返す 
  • 民主主義の限界 
  • 哲学の復興を
終章 危機の思想を考える
おわりに