タイトル戦前日本の「グローバリズム」 一九三〇年代の教訓 (新潮選書)
著者・編者;井上 寿一
出版社;新潮社
出版年;2011年
ISBN;9784106036781
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内容紹介

昭和史の定説が覆る! 一九三〇年代――それは日本が最も世界を知った時代だった。 国際連盟脱退、軍部の政治介入、日中戦争……多くの歴史教科書が「戦争とファシズム」の時代と括る一九三〇年代。だが、位相を少しずらして見てみると、全く違った国家と外交の姿が見えてくる。国際協調に腐心した為政者たち、通商自由化を掲げた経済外交、民族を超えた地域主義を模索する知識人――。新たな戦前像を提示する論考。

内容(「BOOK」データベースより)

満州と関東軍、軍部の政治介入、ブロック経済による孤立化、日中戦争…多くの歴史教科書が「戦争とファシズム」の時代と括る1930年代。だが、位相を少しずらして見てみると、全く違った国家と外交の姿が見えてくる。国際協調に腐心した為政者たち、通商の自由を掲げた経済外交、民族を超えた地域主義を模索する知識人―実は、日本人にとって世界が最も広がった時代だった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井上寿一
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は日本政治外交史。主な著書に、『危機のなかの協調外交―日中戦争に至る対外政策の形成と展開』(山川出版社、吉田茂賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
  • 1章 満州―見捨てられた荒野(本土の無関心 現地居留民と関東軍の危機 満州事変―「満洲」の再発見) 
  • 2章 国際連盟脱退とその後(欧州を知る)(欧州の現実を目の当たりに 極東における危機と欧州にとっての危機 欧州諸国との新しい外交関係の模索) 
  • 3章 国内体制の模範を求めて(「挙国一致内閣」の国際的な連動 国家主義のなかの欧米 民主主義の再定義) 
  • 4章 外交地平の拡大(地球の反対側にまで展開する経済外交 経済摩擦と国際認識 地域研究の始まり) 
  • 5章 戦争と国際認識の変容(日中戦争と「東亜」の創出 ファシズム国家との対立 「南洋」との出会い)