新元号「令和」の出典が万葉集ということで、万葉集が注目されています。

新元号 出典の「万葉集」や関連本が書店で人気集める(2019年4月2日12時21分)より引用
 新しい元号「令和」の発表を受けて、書店では元号の出典となった「万葉集」やその入門書が人気を集めています。
 このうち、東京・新宿にある紀伊國屋書店では、1日まで新元号の「令和」が引用された序文が載った「万葉集」の在庫が数冊ありましたが、発表のあと売り切れてしまい、すぐに出版社に注文を出したということです。
新元号 「万葉文化館」では喜びの声 奈良 明日香村(2019年4月2日13時02分)より引用
 万葉集が出典となった新しい元号が発表されてから一夜明けた2日、奈良県明日香村の「県立万葉文化館」を訪れた人たちからは喜びの声などが聞かれました。
 平成13年にオープンした明日香村の「県立万葉文化館」は、万葉集を中心に古代の日本の文化や歴史を研究し、常設の展示室では、万葉集の歌人が書いた文字をパネルにして展示したり当時の人々の生活を模型で再現したりしています。
 土産物売り場にはさっそく新元号関連のコーナーが設けられ「令和」の出典となった万葉集の序文や梅の花の歌をイメージして描かれたポストカードなどが販売されています。

「令和」の典拠 万葉集 梅花の歌 中西進さんはこう訳した(2019年4月2日15時27分)より引用
 新しい元号「令和」の漢字2文字は、万葉集の第5巻の中に歌われている梅の花を歌った32首の序文に使われています。
 典拠「梅花の歌三十二首并せて序(あわせてじょ)」 「時に、初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(き よく)風和ぎ(かぜ やわらぎ)、梅は鏡前の粉(こ)を披き(ひらき)、蘭は珮後(はいご)の香を薫す(かおらす)」
 中西進さんはこう訳した この序文について、「令和」を考案したとみられる中西進さんは、昭和59年の著書「萬葉集 全訳注 原文付」の中で次のように訳しています。
 「時あたかも新春の好き月(よきつき)、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉(おしろい)のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている」
 中西さん「万葉集の序文に中国の流行」
 万葉集に書かれている序文について中西進さんは、著書「萬葉集 全訳注 原文付」の中で、中国の書家として名高い王羲之の書「蘭亭序(らんていのじょ)」の形式と同じだと指摘しています。

「万葉集」関連書籍が人気 中西進さんの書籍も増刷(2019年4月2日19時02分)より引用
 新元号「令和」の発表を受けて、出版社には元号の出典となった「万葉集」や関連する書籍に発注が相次ぎ、増刷する会社が増えています。
 このうち筑摩書房はには、新元号の「令和」を考案したとみられる国際日本文化研究センターの中西進さん(89)の書籍に全国の書店から注文が相次いでいるとういことで、会社では中西さんの書籍を含めた万葉集に関連する書籍を1万冊増刷することを決めました。
 会社では「万葉集ブーム到来!!」などと書かれたチラシもつくり、各書店におくって古典のPRにつなげたいとしています。
 古代史で楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫) 

 

中西進の万葉みらい塾 はじめての『万葉集』
 

 

万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)