タイトルSHIBUYA! ハーバード大学院生が10年後の渋谷を考える
著者・編者
  • ハーバード大学デザイン大学院 
  • 太田 佳代子 
出版社;CCCメディアハウス
出版年;2019年
ISBN;9784484192086
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内容紹介

ハーバード大学デザイン大学院生たちのSHIBUYA! 体験と、渋谷駅周辺再開発の先を考えた、都市の未来論。
東京・渋谷駅周辺の再開発が、2027年の完成を目指して大がかりに進められている。
渋谷という特徴的地形をもつこの場所で、これまでの街区をひとつの巨大な高層建築に集約するとともに、そ のような巨大建築を複数個、同時に設計するというかつてない類の都市空間が計画・設計されている。
この、世界に先駆けた「高密度都市再開発の実験」の現場でハーバード大学デザイン大学院の学生は何を見、どう捉えたか。
都市計画、システムデザイン、建築が一体となって取り組むべき大きな課題に対して、ジャンルの境界を超え た社会的課題の共有とクリエイティブな協働について、斬新なアイデアで挑んでいく。
ハーバード大学デザイン大学院の東京ゼミで行われた、日本の都市計画と建築デザインを代表する講師と学生たちによる「渋谷未来学」白熱の講義録でもある。

内容(「BOOK」データベースより)

見た!感じた!驚いた!「公共スペース」「働き方改革」「寛容な都市」―渋谷再開発の先を考えた、都市の未来論。

著者について

●ハーバード大学デザイン大学院(The Harvard Graduate School of Design)
ハーバード大学にあるデザインの教育が行われる大学院大学 (建築分野における 環境デザイン学がメイン)。

●太田佳代子(おおた かよこ)
建築編集者・キュレーター。2012年までオランダの建築設計組織OMAのシンクタンク AMOに所属し、都市・建築・社会を横断する総合的リサーチ、展覧会企画、書籍編集 に携わり、独立後、活動拠点を東京に移す。 ハーバード大学デザイン大学院非常勤講師(2015~)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

太田佳代子
建築キュレーター。2015年よりハーバードGSD東京セミナー講師。カナダCCAの日本プログラム「CCA c/o Tokyo」キュレーター。2002年から10年間、オランダの建築・都市設計事務所OMAのシンクタンクAMOでキュレーター、編集者を務める。建築的思考を介した社会的テーマのリサーチ、展示企画、編集が専門。2014年ヴェネツィア建築ビエンナーレ日本館コミッショナー。雑誌「Domus」副編集長・編集委員(2004‐07)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

序文
プロローグ
  • ハーバードと渋谷 ビギナーの直観力/都市の変化に、バーチャルに参加する/渋谷から都市の未来を考える 
 第1章 二つの世界が同居する都市(まち)
  • はじめに 
  • 巨大再開発とストリート空間 
  • 渋谷の奇跡 
  • 観察と提案 
  • 渋谷ステージーー表現する人と眺める人の場所 
  • アリス・アームストロング 
  • 観察 
  • フラットにされた光景/デザインされた空間とテリトリー化された空間/消費文化とユースカルチャー/渋谷の高低差が生む文化/新しいものに置き換わるときのリスク/路上から人が消える?/三つのストリート空間/場の力をつかみ取ろう 
  • 提案 
  • 渋谷ステージの戦略 
  • 考察 
  • 都市にいる「今この瞬間」を祝祭する 
  • アリスの戦略/﹁都市再生﹂という未来のシナリオ/都市を元気にさせるカンフル剤/再開発で得るもの、失うもの/ストリート空間は大丈夫か?/世界に向けた文化の発信力?
第2章 新しい働き方を触発する都市(まち)
  • はじめに 
  • 働き方が変わる場所 
  • 観察と提案 
  • 街全体を働き方改革の実験場に 
  • エミリー・ブレア 
  • 観察
  • 多様性を受け入れるハブ/再開発とは異なる価値を目指す/明治通りの観察/フレックス・スペース│新しい働き方の空間 
  • 提案 
  • オフィスビルのキュレーション/女性のための働き方改革/明治通りのオフィス・テンプレート 
  • 考察 なぜ渋谷で新しい働き方を考えるのか? 
  • ビットバレーを生んだ力/働くエリアのマスタープランニング/オフィスビル内でのインタラクション/異業種間の交流/街に暮らす人、やって来る人との交流/職住近接で女性が働きやすく/出会いの促進
第3章 都市空間を立体的に楽しむ
  • はじめに 
  • 高低差の都市体験 
  • 観察と提案 
  • 楽しさの「ライン」――多様性を受け入れる都市 
  • フィリップ・プーン 
  • 観察 
  • 「シブヤ プラスファン プロジェクト」の「プラス」/渋谷のFUNと多様性/パフォーマンスをする人と見る人/渋谷のマジョリティとマイノリティ/渋谷はたくさんのラインでできている/パブリックとプライベートを分けるライン/都市空間の多数派と少数派 
  • 提案 
  • 垂直方向の空間構成――多様性をもたらすための提案/スカイブリッジの活用/東口歩道橋の改造 考察 
  • 渋谷の都市空間が持つ潜在的な力 
  • 谷地形のダイナミズム/外国人という少数派/寛容な都市空間/現代のパブリックスペース
第4章 エフェメラが多発する都市(まち)
  • はじめに 
  • 都市空間のハレとケ 
  • 観察と提案 
  • 一瞬の出来事に参加できる都市の醍醐味 
  • ローラ・フェイス・ブテラ 
  • 観察 
  • 公のディスカッション/水平の都市、垂直の都市/一時的な公共スペース状態 
  • 提案 
  • エフェメラを誘発する装置/戦略的な場所設定/ネットワークとプログラミング 
  • 考察 
  • パブリックか消費者か? 
  • 内部完結していく都市/ポップス/都市空間の筋トレ
第5章 都市空間を妄想する
  • はじめに 
  • 空想することの価値 
  • 観察と提案 
  • 光と影のあいだ 
  • レアンドロ・コウト・ディ・アルメイダ 
  • 観察 
  • 東京のシンボル/鉄道駅と商業施設 
  • 提案 
  • 都市表面のプログラミング/渋谷の表面を剝がす 
  • 考察 
  • 野生の思考 
  • 見通しの良さがもたらすもの/都市空間の作法
エピローグ
  • 建築的思考のプラットフォーム 
  • 建築教育のニューウェーブ/プラットフォームとしての白熱教室/建築的思考によるコミュニケーション 謝辞