タイトル江戸の下半身事情 (祥伝社新書)
著者・編者;永井 義男
出版社;祥伝社
出版年;2008年
ISBN;9784396111274
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内容紹介

■ 現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」

江戸は、前近代的な政治システムと重苦しい世間体に支配された街だった。 日々ある夜の生活も不自由極まりない。 ゆえに過剰ともいえる性風俗の繁栄がもたらされる結果となる。
かのシーボルトが品川宿で目撃したのは、 位の高い御仁が白昼堂々と娼家に出入りする姿だった。 「まるでコーヒーでも飲みにいくかのように!」と驚嘆しながら、彼は記した。
現代日本の男たちが、風俗産業に対してさほど後ろめたい感情を持ち合わせていないのも、 やはりそうした江戸の遺伝子が作用しているからなのだろうか。
本書では、江戸の下半身にまつわる諸事情をざっと案内したが、 シーボルトのように驚くか、思わず同感するかは、読者個々の判断に委ねよう。

■ 国語の授業では教えてくれない「江戸語」が満載?
  • 「割床(わりどこ)」 「飯盛(めしもり)」 「鳥屋(とや)」 
  • 「腎張(じんばり)」 「精進(しょうじん)落とし」 「出合(であい)茶屋」 
  • 「陰間(かげま)」 「新下り」 「下湯(しもゆ)」
■ この句の意味を理解できてこそ、あなたは江戸通です!
  • 「板橋と聞いてむかひは二人へり」 
  •  「品川の客ににんべんのあるとなし」
■ 江戸の「性」事件は現代以上!
  • 主人の相手をしたくない妾がとった行動とは? 
  • 弟子(といっても男色相手)と妾が心中してしまった。そのとき茶人のひとこと。 
  • 豆腐屋の前で馬に陰茎を喰いちぎられた男、彼はその陰茎をどうしたか? 
  • 僧侶は女犯(にょぼん)を禁じられている。が、遊女と遊びたい。さてどうするか?
内容(「BOOK」データベースより)

現代日本人にも通じる江戸市民の「性愛感覚」。 著者について 永井義男 ながい・よしお 一九四九年生まれ。東京外国語大学卒業。作家。 一九九七年、『算学奇人伝』で第六回開高健賞受賞。 豊富な史料に裏打ちされた時代小説に定評がある。 著書に、『影の剣法』『辻斬り始末』『示現流始末』 『将軍と木乃伊』『戯作者滝沢馬琴 天保謎解き帳』『図説吉原入門』など。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

永井義男
1949年生まれ。東京外国語大学卒業。作家。1997年、『算学奇人伝』で第六回開高健賞受賞。豊富な史料に裏打ちされた時代小説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

第一章 江戸の生活は楽ならず
  • 鉄棒曳(かなぼうひき)とのぞき 
  • 六畳間を二組で割床(わりどこ) 
  • 江戸のラブホテル 
  • 雪隠の引札(ひきふだ) 
  • 腎張(じんばり)と腎虚 
  • 月役七日と行水
第二章 性風俗こそ江戸の一大文化
  • シーボルトもびっくり 
  • 品川の客は、侍と僧侶 
  • 江戸の売春は、今より高いか安いか 
  • 冷やかしが楽しみ 
  • どんな客がもてたか 
  • 女の陰毛三本を黒焼き
第三章 「フーゾク都市江戸」をのぞく
  • 吉原 vs 岡場所 
  • 遊女大安売り 
  • なぜ神社仏閣の門前に岡場所があるのか 
  • 深川七場所 
  • 男色専門、陰間茶屋 
  • 陰間との遊び方 
  • 大女で大もうけ!
第四章 江戸発、「性」の事件簿
  • 江戸にもいた性同一性障害 
  • 僧侶は医者に化ける 
  • 淫欲の寺 
  • 張形(はりかた)で失神老人 
  • 奉公人の反撃 
  • 師匠の妾と心中 
  • 馬に喰いちぎられた陰茎