タイトルマネーの魔術史―支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか―(新潮選書)
著者・編者;野口悠紀雄
出版社;新潮社 
出版年;2019年
ISBN;9784106038419
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内容紹介

いま日本経済の最大の課題は、いかにして「金融緩和の魔術」から醒めるかだ! 借金返済、戦費調達、景気浮揚――理由はさまざまだが、「金融緩和」に手を染めた多くの為政者は、うたかたの成功を握りしめたまま出口を見失い、潰えていった。古代ギリシャから現代まで、形を変えて人類史に現れ続ける「金融緩和」の実相に迫る。発動の熱狂から6年、アベノミクスの終焉が歴史の中から浮かび上って来た。

目次
  • はじめに 
  • マネーはなぜそんなに強いのか? 
  • マネーはマジックか? 高度なテクニックか?
第1章 歴史とともにあったマネーの魔術
  1. 「貨幣の品位切り下げ」という魔術 
  2. ローマ帝国が貨幣改悪によって戦費を賄う 
  3. 中世イタリアで「信用」はマネーになった 
  4. 部分準備制と信用創造
第2章 マネーを巡る戦い
  1. イングランドvs.スペイン 
  2. 江戸時代での「金融緩和vs.緊縮」論争
第3章 魔術師たちの誤算
  1. マネーに取り憑かれたニュートン 
  2. 南海バブル事件 
  3. ジョン・ローの巧みな魔術 
  4. 結局破綻したローのシステム
第4章 英仏の覇権争いをマネーから見る
  1. 戦費調達と中央銀行 
  2. ナポレオン戦争とマネー
第5章 マネーを扱いかねたアメリカ
  1. アメリカでの紙幣発行 
  2. アメリカでは中央銀行を作れなかった 
  3. 密室で作られたFRB(連邦準備制度)
第6章 マネーとは金(ゴールド)なのか?
  1. イギリスが金本位制を確立する 
  2. 揺らぐ金本位制度
第7章 マネーを通して共産主義ソ連を見る
  1. 革命とマネー 
  2. スターリンの計画経済
第8章 戦争とマネー
  1. 戦費調達に苦しんだ明治政府 
  2. 第1次大戦とドイツのインフレ 
  3. 第2次大戦はどう賄われたか
終章 マネーの未来史
  • マネーは人々の目を欺くことはできるが、問題を解決する力は持たない 
  • 仮想通貨は国家をゆるがすか?
内容(「BOOK」データベースより)

日本経済の最大の課題は「金融緩和の魔術」からいかに醒めるかだ!借金返済、戦費調達、景気浮揚…理由はさまざまだが、「金融緩和」に手を染めた多くの為政者は、うたかたの成功を握りしめたまま出口を見失い、潰えていった。古代ギリシャから現代まで、形を変えて人類史に現れ続ける「金融緩和」の実像に迫る。アベノミクス発動に熱狂した日本が知らなければならない「失望」の真実!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

野口悠紀雄
1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授等を経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に『情報の経済理論』(日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(吉野作造賞)、『ブロックチェーン革命』(大川出版賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)