タイトル室町の覇者 足利義満 (ちくま新書)
著者・編者;桃崎有一郎
出版社;筑摩書房
出版年;2020年
ISBN;9784480072795
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内容(「BOOK」データベースより)

足利一門大名に丸投げして創立された室町幕府では、南北朝の分断などに後押しされて一門大名の自立心が強すぎ、将軍の権力が確立できなかった。この事態を打開するために、奇策に打って出たのが足利義満である。彼は朝廷儀礼の奥義を極め、恫喝とジョークを駆使して朝廷を支配し、さらには天皇までも翻弄する。朝廷と幕府両方の頂点に立つ「室町殿」という新たな地位を生み出し、中世最大の実権を握った。しかし、常軌を逸した彼の構想は本人の死により道半ばとなり、息子たちが違う形で完成させてゆく。室町幕府の誕生から義満没後の室町殿の完成形までを見通して、足利氏最盛期の核心を描き出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

桃崎有一郎
1978年、東京都生まれ。2001年、慶應義塾大学文学部卒業。2007年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(史学)。現在、高千穂大学商学部教授。専門は、古代・中世の礼制と法制・政治の関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
  • 規格外の男・足利義満 
  • 室町幕府を創った男の誤算―足利直義と観応の擾乱 
  • 足利義満の右大将拝賀―新時代の告知イベント 
  • 室町第(花御所)と右大将拝賀―恐怖の廷臣総動員 
  • “力は正義”の廷臣支配―昇進と所領を与奪する力 
  • 皇位を決める義満と壊れる後円融天皇 
  • 「室町殿」称号の独占と定義―「公方様」という解答 
  • 「北山殿」というゴール―「室町殿」さえ超越する権力 
  • 虚構世界「北山」と狂言―仮想現実で造る並行世界 
  • 「太上天皇」義満と義嗣「親王」―北山殿と皇位継承 
  • 義持の「室町殿」再構成―調整役に徹する最高権威 
  • 凶暴化する絶対正義・義教―形は義持、心は義満 
  • 育成する義教と学ぶ後花園天皇―二人三脚の朝廷再建 
  • 室町殿から卒業する天皇、転落する室町殿